繊維商社のアパレル業界での役割について

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こんにちは。Apparel Brand PlannerのYossyです。

前回は繊維商社の基本的な立ち位置についてお伝えしました。

今回はもう少し役割に突っ込んでお伝えしたいと思います。

繊維商社の役割とは?

繊維商社は主として川上から川中に位置して、川下に向けて商品を卸しているという話をしました。

商品卸の他にも商社の役割はあります。

まず、一つはODM生産機能についてです。

商社のODM生産機能とは?

これは、以前別のブログでもお伝えしましたが、商社もODM生産機能をつけた提案が増えています。

昔はOEMが主流でしたし、今もOEMが主流の会社も多いですが、商社も

営業と生産機能

だけのOEM体制だと取引先からの依頼が来るまで待っている状態なので、より多くの依頼やオーダーをもらうために、アパレルメーカーや企画会社が行っていたような企画提案の機能をつけることが多くなっています。

ODM機能をつけることにより、提案がよければよりオーダーが取れますし、取引先の企画まで回らないところをフォローできるというメリットがあります。

もう一つはインフラの整備です。

繊維商社のインフラ整備とは?

昔は国内の素材を国内の工場で生産することが主流でしたが、大量生産が主流となって生産が中国へと変わりました。

国内の素材についても、日本の素材はとてもクオリティーの高い素材が多いですが、値段が高いのも事実で素材から中国で生産していくことが多くなりました。

しかし、2008年の北京オリンピックにより中国は物価や人件費が高騰しました。
今まで中国で安く大量生産をしていたブランドも値段が合わなくなり、利益を取るために始まったのが東南アジア(ミャンマー、バングラディッシュ、ベトナムetc.)を生産背景としたASEAN生産です。

このようなASEAN背景の開拓もどんな会社でもできることではないので、大手の商社が取り組みをしていることが事実です。

そう言った生産背景の整備や大きな会社との取り組みや大きな事案を動かしたりするのも商社の大事な役割です。

いかがでしたか?
繊維商社がお求められている今の役割についてお伝えしました。

次回はASEAN生産に対するメリットについてお伝えします。

 

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Apparel Brand Planner のヴェッド 好美です☆ 美大卒業後、現在は商社でヤングカジュアル向けのデザイナーをしています。 今後の自分の人生を考えて「会社員」としてではなく、「個人」として今まで培ってきた強みを活かしながら「ワクワク」を感じられる仕事をしていきたいと考え『Apparel Brand Planner』としての活動を始めました☆